2008年 06月 17日 ( 1 )

 

太陽系外惑星探査

さすがに欧州天文観測機構(ESO)だけあって、NASAのマース・ミッションとはすみわけをきちんとしている。欧州宇宙開発機構(ESA)では、マース・ミッションに相当する探査計画は到底立てられないし、それだけの宇宙航行ロケットも作れない。

そこで、火星ではなく、太陽系外に地球様惑星を見つけるという計画にでたわけだ。これは、地球外生命探索の計画SETIなどではおなじみの「ハビタブルゾーン」をさがす、というものである。

ハビタブルゾーンの主要な決定要因は重力だとされているが、太陽と地球の関係(距離・重力)をおおよそ満たす惑星を探す、ということだ。確か数年前からミッションがはじまって、ものすごい勢いでハビタブルゾーンを見つけている、とおもったら、南米のアタカマ天文台付近でやっていたのね。

ここには、日本の天文観測計画である「アルマ計画」の敷地予定地もすでに確保してあり、このハビタブルゾーン探索計画とアルマ計画は、天文学探索のロードマップが非常によくできている。

私がこれから天文学を勉強するなら、まずこの分野からやるでありましょう。


5つの「スーパーアース」発見
2008年06月17日 18:53 発信地:ナント/フランス
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欧州南天天文台(ESO)のウェブサイトで発表された、このほど見つかった3つのスーパーアース(巨大地球型惑星)のイメージ図(2008年6月16日発表)。(c)AFP/ESO


5つの「スーパーアース」発見
2008年06月17日 18:53 発信地:ナント/フランス

【6月17日 AFP】(一部更新)欧州の天文学者のチームは16日、フランス・ナント(Nantes)で行われた天文学会議で、5つの「スーパーアース(巨大地球型惑星)」を発見したと発表した。いずれも地球の4-30倍の大きさで、3つの太陽系に属している。

 今回の発見から、太陽に似た恒星のうち少なくとも3分の1(従来予測の約5倍)において、こういった発見の難しい惑星が存在すると考えられるという。またこの発見は、太陽系外で、地球に生命をもたらしたのと同様の環境を持ち得る惑星を発見する上でも貢献するとみられる。

 研究チームの1人、スイスのジュネーブ天文台(Geneva Observatory)のStephane Udry研究員は「1、2年内に(太陽のような)小さい星の周りを回る、居住可能な惑星が見つかるだろう」と話す。

 報告によれば、発見された5つのスーパーアースのうち3つは、それぞれ地球より4.2、6.7、9.4倍大きく、約42光年(1光年は約9兆5000億キロ)離れた恒星「HD 40307」の周りをおのおの4.3、9.6、20.4日の周期で公転している。

 公転周期の短さは、スーパーアースの発見を容易にする一方で、生命体が生息できないガス状の惑星である可能性が高いことも示す。

 今回の天文会議ではまた、1995年の発見以来、太陽系外惑星がこれまでに280個以上観測されたことも明らかにされた。次世代の高性能観測装置により今後、系外惑星は続々と発見されるとみられる。

 今回発見された5つのスーパーアースはいずれも、HARPS(高精度視線速度系外惑星探査装置)で観測された。HARPSは分光計を搭載した全長3.6メートルの望遠鏡で、チリのアタカマ砂漠(Atacama Desert)南端、ラ・シーヤ(La Scilla)山の天文台に設置されており、2004年の観測開始以来、45個のスーパーアースを発見していることから「プラネットハンター」とも呼ばれる。(c)AFP
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by exobio | 2008-06-17 20:09 | 宇宙生物学